近年,インターネット調査等を利用し,オンラインにて回答を収集する事業所が増えています。その利点として,他の調査手法よりも時間や費用を抑え,かつ,大量のデータを収集できるという点が挙げられます。但し,匿名で回答するため,対象者が偏りやすく,信頼性や普遍性の点において注意する必要があります。

 当事務所では,独自の市場調査手法による緻密な分析結果を踏まえ,どの程度の売上や利益が見込めるかを予測し,マーケティング及び経営戦略を見直すことにより,更なる収益増加へのご提案が可能です。

1. 目的や課題の明確化

 目的や課題が漠然としたまま調査を進めても,効果は得られません。調査により,どのような情報が必要なのか,具体的にどのように活用するのか等,目的を明確にしたうえで,効果的な情報を収集します。

2. 調査の計画立案

 調査目的に最適な方法を選択し,必要な情報を定義し,調査票の項目作成や収集したデータの評価基準を定めます。調査票の項目は,課題解決に必要な情報を収集するために,課題や目的に基づいた仮説を立て,「対象者」,「調査の規模」,「質問内容」を詳細に決め,調査の焦点を絞り込みます。それにより,データ収集や分析を効率的に進め,回答の精度を高めます。

3. 調査の実施

 データを収集し,仮説を検証します。

4. 集計・分析

 収集したデータを集計し,情報を読み解きます。定量調査の場合は,目的に応じた統計学的手法で分析します。分析結果から,新たな改善点が抽出されることもあります。

5. 報告

 調査結果は,データを分析して得られた情報や所見とともに,調査の収集方法等も併せて説明し,課題の解決を図ります。

 調査の種類調査手法特徴費用
定量調査郵送調査インターネットを使用しない若年層や,高齢者層からの回答が収集できる。50万円~
聞き取り調査街頭や会場で対象者に質問し,率直な回答を収集できる。60万円~
インターネット調査短期間かつ低コストで,市場での認知度等を調査できる。30万円~
商圏調査ターゲット層の生活圏内で,地域の特性や競合他社等の情報を収集し,自社製品やサービスの需要について調査できる。地図調査 10万円~
実地調査 100万円~
定性調査グループインタビュー複数の対象者から同時に,会話形式で情報を収集する。150万円~
デプスインタビュー対象者と一対一で行い,対話形式で情報を収集する。50万円~
ミステリーショッパー一般客として,自社製品を購入及び使用し,サービスの質を調査する。100万円~