新型コロナウイルス対策は次のステージへ
テレワーク・デイズも中盤。パラリンピックもそろそろですね。楽しみですねー。
本日はコロナ禍におけるあれこれ雑感をとりとめのないままに記していきます。
さて,重大なニュースです。当事務所と取引関係にある者が新型コロナウイルスに感染し,重篤な状態であるそうです。テレワーク・デイズに参加していて本当に良かったです。
瞬く間に,すぐそこに迫ってきました。
テレワークもせず,旅行にも出掛け,飲食店にも出入りしていたようです。本当に恐いですね。ウイルスばかりでなく,正しく恐れることができない思考が恐いです。
究極的に,ウイルスに感染してしまうことは仕方がないことでしょう。感染したことで差別的に扱うことは絶対に許されません。しかし,政府がこれだけ気を付けろと注意喚起,情報提供し,さらには緊急事態まで宣言しているにも関わらず,この意に反する行動そのものは非難されて然るべきです。
とはいえ,大変な状況でしょうから,お見舞い申し上げます。電話でお説教5時間コースですから,必ず,絶対,元気になって戻ってきてください。
しかしまぁ,やはり,強力な制限がなくては無理なのでしょうか。
ロックダウン,コロナ禍で幾度となく浮上するワードですが,我が国で行うことができるか否かということが度々議論されているようです。憲法上の問題云々という話も散見されます。実務上,憲法を直接的に使うことはほぼないので,専門ではありませんが,憲法上は問題ないでしょう。私権の制限の論点でしょうが,いかなる違憲審査基準で検討しても大丈夫そうですが,未だにロックダウンはされておりません。
ところで,このような報道がありました。
分科会 尾身会長“一般の人々への行動制限の仕組みづくりを” | 新型コロナウイルス | NHKニュース
コロナ禍,何人の依頼者や知人の死に立ち会ったことか。
当事務所は,みなさんのご協力によって,感染者ゼロ,濃厚接触者ゼロを維持しております。
感染してなければいいのか,というとそれは違います。こんなにも先行きが見えない社会の中で死亡する依頼者たちを見送るのは心苦しいです。元気であったときに,治療を先延ばしにされること,残りの人生すべてが自粛期間となること,誰にも会えずに独り病室で人生を終えること,こんな結末を考えていた依頼者なんて一人もいませんでした。平和な時代ですから,当然です。
経済を回す,結構なことです。自由を求める,結構なことです。飲食店の儲け,結構なことです。 人とのつながり,結構なことです。
全部,健康と命があってのことですがね。
当事務所の経済活動如きでは社会経済に何ら影響はありません。当事務所の営業の自由如きは感染リスクの比ではありません。当事務所の事業資金如きはすぐにでも稼ぎ直します。正しいことに目を伏せたままに継続される人とのつながり如きはかなぐり捨ててやります。
多くの経営者の実体はこのくらいのレベルではありませんか。
客<仕事<事業<金<経営者自身<酒
という恐ろしい考えかたの方もいらっしゃることでしょうが。
多くの人は,死んだ人,間もなく死んでいく人を考えたことはたぶんないのでしょう。もしかしたら,我々も死の法務を扱っていなければ気付かなかったかもしれません。
我々は,まだたくさん時間がありますので,数年の自粛程度であれば平気です。たぶん,自粛できない人たちの殆どが時間がある人たちでしょう。
当たり前ですが,最後の時間を過ごす人たちの自由は,最後の自由なのです。
皆,時間,自由は有限ですが,有限であるだけで,しばらく続きます。
「あなたは一年後に死にます」といわれたときに,どのように最後の時間を過ごしたいですか。自由を謳歌するんだ,経済を回すんだ,売上を確保するんだ,様々かこつけて平穏を脅かす輩を見て,正気を保てるでしょうか。
経済的に困窮して自殺者が……といいますが,経済的に困窮して死ぬことはありません。生活保護制度がありますから,そういうときこそ活用すべきです。病死や老衰死と自殺を一緒くたにしてはいけません。生きたいのに死ぬ人と,自ら死を選ぶ人では,本質的に異なります。自殺には自殺の問題があって,自殺に追い込まれる事情があります。これを自粛にこじつけて論じてはならないということです。
この状態が続けば,当事務所が提供する「死の質」は低下の一途をたどることでしょう。
マスクを外して騒いでいる人を見ると反吐が出ます。病気の方は仕方ないでしょう。けれども,路上飲みしている連中は例外なく違いますよね。
こんなことにやきもきしていたところ,このような記事がありました。
アーノルド・シュワルツェネッガー、マスクやコロナワクチン反対派は「愚か者」。 | Vogue Japan
最初の一文字目から最後の一文字目まで同意します(文字を書くことが仕事の私としては最大級の肯定です)。
愚か者に対して悶々として,うだうだくどくどとくだを巻く私とは大きく異なり,シンプルに,かつ,強く,なのにユーモアもあって,さらには,どこか優しささえ垣間見えます。やはり本質的にヒーローなのでしょう。 流石,未来から来たロボットはいうことが違います(私なりの精一杯のユーモアです)。
冒頭記したとおり違憲たり得ませんし,毛色を異にしますが,「一人の生命は地球より重い」として超法規的措置を執った国ですから,何か,優しい英断が待っているのではないかと期待してしまいます。
新型コロナウイルス対策は次のステージに移行しそうですね。
当事務所も次のラムダ株に備えてさらに感染対策のレベルを上げなくては。

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ワクチンを受けるには | コロナワクチンナビ | 厚生労働省 (mhlw.go.jp)