バイトテロという犯罪・不法行為|ファーストフード店の衛生問題について考察してみる

美味しそうなピザですね。
若者のバイトテロが絶えませんね。当事務所では時代の流れに逆行して残業が日常的なので,コロナ禍以前は,こういうファーストフード店をよく利用していたんですよね。今回はカレー屋さんでの事件ですが,詳細はあまりに品がなくこのサイトに書くことは憚られますし,インターネット上で検索すればいくらでも情報(当該映像,氏名,大学名,部活名,自宅住所,顔写真まであって驚愕です)が出ていますので,割愛しますが,休憩室で発生した不衛生行為です。当然,犯罪も不法行為も構成するでしょう。つまり,このアルバイトの男は,警察が捜査・送致する可能性もあるし,運営会社から損害賠償請求される可能性もある,ということです。
当該運営会社のウェブサイトには,「定期的に衛生指導を実施」とあるのですが,どのような衛生指導を行うと本件のような行為に至るのか,理解が追いつきません。
そういったリスクを理解した上でやっているのであれば,反社会的な犯罪者ですし,わからずにやっているのであれば,無知な社会不適合者です。今回の店舗は遠く離れた福岡県の話ですが,東京でも油断はできません。
もう十年以上前のことですが,有名な配達ピザの店でアルバイトをしている子がいました。お付き合いで,「今度,出前取るよ」といったら,「絶対止めた方がいいですよ。汚いですから! 俺たち生地なんてキャッチボールやフリスビーにして遊んでますからね。ゴキブリが這い回ってる床とかに落ちたりしてるんですよ。俺は絶対に食わないっす」……と。「止めないの?」と訊くと,「いや,俺,バイトなんで! 楽しくやれてバイト代もらえれば,それで良いっす」と即答。
それから配達ピザを頼むことはなくなりました。これをやっているバイトにも問題はあるのでしょうが,是正しない,教育できていない管理者の責任はより重大でしょう。
一般的な衛生観念からすれば,ピザは高温で焼いているから実際には大丈夫かも知れませんし,神経質と思われるかも知れませんし,感情的かも知れませんが,投げて遊ばれていたり,床に落ちた食べ物を口にするのは,個人的には,気持ち的に嫌です。しかし,こういった金髪にしているような若者を雇用し続けているということは,消費者はそういったリスクを甘受することが外食産業の常となりつつあるのでしょうから,なかなか解せません。
さて,以上のことを前提にもう一度美味しそうなピザの写真を見てみましょう。

本当に,安心して口に入れて良いものは,容易には入手しづらくなってしまっているのでしょうね。かといって私は全く料理をしませんので,作るのも面倒ですし……。調理過程のすべてを店外モニターとかに映し出すことで【衛生】のみをアピールする店とかあれば繁盛するのではないですかね。そもそも美味しいものを食べたくてファーストフード店を利用することはないでしょうから,味なんて二の次でしょう。とにかく「安全安心の食」というが重要なのでしょう。かなり程度が低い話となりますが,ファーストフード店を利用する他ないような時間に食事をするうえでは,仕方のないことなのでしょう。
そうですね。安全安心のためには,そういった危険な店等は利用しないことが一番なのでしょう。そもそもファーストフードって不健康ですしね。便利なので本当は利用したいところなのですが,こういった事件が根絶されるまでは,仕方ありません。
遺言・相続・死後事務・終活 死の法務に特化した行政書士隅田川法務事務所